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zoom RSS (No.2832)ミケルソンのインサイダー取引の法的側面

<<   作成日時 : 2017/07/17 05:06   >>

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 天の恵みとは人知の及ばない情況を言う。梅雨を過ごしたフェアウェイは驚くほど成長し、あれほど目立っていたディボットも緑の絨毯で完全に覆れた。散水では及ばない梅雨の所為だ。今が一番コースが綺麗な時期であろう。
 ところが砂が入っていないディボットを芝が覆うも、ボールが転がり込むとすぽっと芝に埋まる。見た目以上に沈み込んでいるのでミスショットになりやすい。
 良いショットをしても過ってのような飛距離が出ない。仲間は体の回転が不足していると言う。左手甲の向きを意識した練習を続けていたから、手打ちの傾向が出ているようだ。あれを直せばこれが悪くなる。困ったことだ。今絶対の自信があるのは、グリーン周りからのアプローチとパット。特にパットは完璧にイップスから卒業した。何故か。リズムだ。流れるようなリズムでパターを動かせば、腕は自然と動くものだ。

 池越えのホールでティショットをラフに打ち込んだ。このケースでは通常レイアップすることにしている。ところが後ろの組でプレイしていた馴染みの医者が、「楽老さん。まさか刻むことはないでしょうね。バシッと行きましょう」と発破を掛けてきた。ボールに着くと沈み込んでいるほどではないが、古いディボット跡にある。刻むべきだと決心したが、ティグランドの視線が気になった。試合でもあるまいしここ一番挑戦しようと考えなおし、それでも一番手落としてユティリティで打った。狙いと寸分違わずグリーン手前へ。本日一番のショットだった。

 ミケルソンのインサイダー取引疑惑について。ミケルソンにインサイダー情報を渡したのは、ビリー・ウォルターズ、1歳の時に父親が亡くなり、母親は何処かへ去り、祖母に育てられ、新聞配達等をしながら、高校時代には既に博打に手を出し、その後、捕まる。ラスベガスで知り合った仲間と賭博のコンピューター予想システムを売り出し成功する。スーパーボールの賭けで3百万ドル儲けた。ゴルフにも興じ一ホール40万ドルとかラウンドで百万ドル勝ったこともある。その頃ミケルソンと知り合う。ウォルターは賭け屋としても名を馳せ、ミケルソンは上客でスーパーボールで60万ドル勝ったり、2百万ドル負けたこともある。ウォルターズはゴルフ場経営にも乗り出しコースを5か所所有したこともあるが、折からの不況で手放す。この頃に知り合ったのが、食料品会社の役員のトム・デイビス、ゴルフ好きで博打好きである。トムも掛けに負けて大金をウォルターズに借金する羽目に陥る。そしてこの食品会社が子会社を上場することになり、この情報(インサイダー)でウォルターズは6百万ドル儲ける。同時にミケルソンもこの情報をウォルターズから得て百万ドル儲ける。
 米国の法律はインサイダーに関する確たる法律はなく、守秘義務違反事件として処罰されてきた。インサイダー取引では、情報の出し手をTipper、受け手をTippeeといい、有名なNewman事件で当時としては画期的判決がでた。Newmanは情報入手者であるTippeeから情報を得て(ミケルソンと同じ立場)利益を上げた。だが、Tipper情報の二次的受け手であったNewmanは、勿論情報提供者が如何なる利益を上げたかを知らなかった。Newmanはこの情報に関し如何なる守秘義務も有していないと最高裁は決し、Newmanは無罪となった。
 この先例によりミケルソンは訴追されなかったが、「訴追されない被告(relief defendant)」として得た利益は返還させられた。
 その後2016年に、インサイダー情報の二次的受け手(Newmanとかミケルソンの場合)は、Tipperがその情報提供により利益得ることを認識していたか否かに関わらず、有罪とする判決が下された。ミケルソンの告発(2014年)が遅れていたならば彼は有罪だった。

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