(No.4056) バンカーの目玉の打ち方

 バンカーで目玉( fried egg liesという)になったらどう出すか。興味津々でPGAインストラクターの記事を読み始めた。先ず、目玉にならないように注意せよと書く。ショートアイアン、逆風、距離予測の誤りが重なると目玉になりやすいから、気を付けよ。尤もだ。
 目玉から脱出するには、フェイスを開かず、フェイスをスクウェアーに保ち、バックスウィングの開始と共にコッキングをする。ヘッドを加速するためにフルスウィングせよ。出たら儲けものと考え、結果を期待するな。これも納得。
 誠に正鵠を得ている記事だが、レッスンというなら、もう少し技術論も欲しいところだ。これなら楽老も書ける。

 ニクラウスは、毎年、マスターズのチャンピョンズ・ディナーと初日のオナラブル・ティショットの為にオーガスタへ来る。初めての秋のマスターズを彼はどう見ていたのか。「雨の後のゴルフはダーツみたいだった。(狙ったところに打てるとの意)。風はなく、グリーンでボールは止まり、何ら問題はなかった。斯様なコンディションなら良いスコアが出て当然だ」。確かに初日の平均スコア 71.41はマスターズ始まって以来の好スコアだった。参加92選手中53選手(57.6%) がアンダーパーを記録した。これまでの最高は2009年の38選手だった。
 初日65でトップに立ったポール・ケーシーは、「2番ホール、6番アイアンでピン左に打ったが、4月ならパトロンがいる場所に弾き飛ばされただろう。今年はバーディだったが、多分4月なら良くてボギーになったと思う」という。ダスティン・ジョンソンの好記録に水を差すつもりはない。

 英国生まれの女性が、父親の転勤に伴って、アトランタから200キロ離れた田舎町に移り住んだ。ジョージア州立大学の女学生が経験した、英米の違いは、世界中で何処にでもある話である。
 外国人が余り訪れないこの地方では、外国への理解も乏しい。英国はウェールズ、スコットランド、イングランドに分かれ、それぞれに言語があり、発音も異なることを理解している人は少ない。英国は英語(British English)を話すと考えているからだ。
 地元民は、彼女が外国から移ってきたと知ると「何故、こんなところに?」と訊いてくる。そして、イングランドから来たと判ると「まー!ヨーロッパから来たの?」という。欧州は彼らにとって一括りのエリアなのだ。だがこれは彼女の自尊心を傷つける。熊本出身です、というと、あー、九州か、と纏められた時の悔しさである。
 米国南部の人は、"y'all"という単語をやたらと使う。発音は「ヨール(ルは聞き取れるか否か程度)」、you allの短縮形だ。楽老は初めて聞く単語だ。発音が難しいのは、英国人も同じ。"water"、英国人は日本人に近い「ウォーター」、米国人は「ウァータ(ウァーラとも聞こえる)」と喋る。この女性もレストランで水を注文できなかったという。"ranch"も同じ、ræntʃ/ uk とrɑːntʃ/usaの違いだ。我々日本人は違いを聞き分ける能力に乏しいが、米国人には別単語となり、理解できないという。これでは、日本人英語が通じないのも止む得ないか。
 文章の終わりの「コンマ」は英国では"full stop"、米国では"period"という。
 彼女の指摘がここまで言及すると、米国は大英帝国の植民地だった、と言いかねない危惧が生じる。故に、彼女のYouTubeを見た米国人は、「じゃー、何で米国へ来たのだ!」と少々お冠だ。