(No.3583)隣のホールに打ち込んだら「ファー!」と叫べ

 ゴルファーのマナーが乱れている。先日、全英オープンで観客に打ち込んだ米国選手が「ファー!」と叫ばなかった話を書いた。本日、隣のコースからボールが飛んできた。私の頭の上を超えて、仲間の体の横を通り過ぎた。キャディも含めて「フォアー!」の声を聴いていない。暫く経って、当該プレイヤーがボールを拾いに来た。だが、挨拶もなくボールを拾って去っていった。深刻な怪我のリスクがあっただけに、隣のホールを覗きならが、「危なかったですよ。フォアーも聞こえなかった」と言うと、「確かに言いました」という。
 仮にそうだとしても、フォアー!と叫べばよい訳じゃない。「フォアー!」とは相手に聞かせるために叫ぶのだ。大事なのは誰も怪我しないことだ。故に、隣のホールに打ち込めば、誰も怪我していないことを大至急確認するために走っていくべきだ。誰かに怪我をさせていないかと思えば、平然とできる訳がない。プレイ代なんか比にならない補償金が待っていることを全てのプレイヤーは理解しなければならない。

 スウィングが一旦狂うと元に戻るのが難しい。アドレスに問題があるのか、バックスウィングか、将又、切り返し方か、或いはフォローか。思い当たる原因は無数にある。その日のショット不調の原因が何処にあるのか。一つずつ修正をしていくが、原因に辿り着いた時はラウンドが終わりかけ、なら未だ良い。分からないまま終わることが多い。翌日練習に行けば、解消できるのだが、腱板断裂でそれもままならない。
 房総カントリークラブ東コースで乱れに乱れたショットは、今日は解消できた。テークバックに原因があった。要するに「ヒョイ」と挙げていたからだ。これでは肩が回らず手打ちだ。今日は、左手甲を開かないように、できるだけ大きく引くようにした。そうすると左肩が入るから、切り返しも、左サイドからになる。

 偶には、英国の世相を楽しみましょうか。ドイツサッカーをワールドカップ優勝に導いたMesut Ozi、トルコ系ドイツ人と呼ばれることを嫌うドイツ国籍のトルコ人で現在英国アーセナルでプレイしている。米国遠征を終えて帰国した翌日、ロンドン北部の閑静な住宅街”Childs Hill”を同僚のトルコ人選手Sead Kolasinac を乗せて走っていた。その時、彼の豪華なベンツ4WDを狙って、バイクに乗った黒装束(記事では忍者スタイルと書く)の強盗(Moped gangと呼ばれる。日本の半ぐれ)が、待ち伏せし、ナイフをかざして襲い掛かってきた。Kolasinacが車から降りて素手で反撃し、強盗団が躊躇する間に逃げたが、彼等はしつこく追跡してきた。二人は1マイルほど離れたゴルダース・グリーンの馴染みのトルコ料理レストラン”Likya”に逃げ込んだ。店員が飛び出すと強盗団は屋根瓦を捨てて逃げた。屋根瓦は車の窓を叩き割るために持っていたものだ。
 ゴルダース・グリーン界隈でこの種の強奪が頻発しており、特に有名人は待ち伏せに遭うようだ。30年前には日本食レストランもあり時々訪れていた。裏路地に駐車の空き場所を探すのに大変苦労したのを思い出すが、治安上の不安はなかった。現在、ロンドンは危険な街となっている。

 もう一つは、何処の国にもありそうな話。ロンドン南部の”Beckenham Place Park ”は住宅街に隣接するゴルフコースを潰して広げた市民公園である。このコースは英国で最初の町営コースで最も混雑するクラブとして名を馳せていた。この一角の森に囲まれた池を泳げるようにするプロジェクトが、カーン・ロンドン市長の肝入りで始まり、最近の欧州を襲った熱波に呼応するかの如くオープンした。周囲の子供達が喜んだのは言うまでもない。
 ところが、自然の池をプールに整備しただけに、水難事故が多発した。監視員の数が足りないから泳がせられないと不平を言う親の声に押されて、当局は4日間で閉める決断に追い込まれた。これに反対する親は、「自然の池で泳ぐのだからリスクはある。子供が泳げないのなら親が付き添うのが当たり前だろう。それができないのなら「監視員のいるプール」へ連れて行くべきだ、と反発する。当局は、「熱波の所為で予想以上の入場者数となった。フェンスで囲い入場制限する」と発表した。680万ポンドも掛けてこの様だ。昔は裏の川で泳ぐのに監視員何かいなかった。浅い所で先輩から泳ぎを教えてもらい、徐々に深い所へ足の延ばしたものだ。絶対安全なんてこの世にない。リスク教育は、最初で、最重要な、親による教育である。

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